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第7回 Peachtreeの便利機能 - 概要

(2011年9月の発行記事です)

用途や規模別に選ぶ5つのバージョン

今回で第7回目を迎える本連載ですが、今までIntuit 社の "Quickbooks" に関する情報をお伝えしてきました。今回からは Sage 社の"Peachtree" について説明したいと思います。
Quickbooks には、デスクトップ版とオンライン版の2つのオプションがありますが、Peachtree に関しては現時点ではオンライン版は存在せず、デスクトップ版のみが提供されています。デスクトップ版には、"First" "Pro" "Complete" "Premium" "Quantum" の5種類があり、用途や事業規模により適切なバージョンが選択できるようになっています。 First は個人事業などに適しており、基本的な操作やレポートしか必要でない方には最適のバージョンです。ただし、棚卸資産の管理や複数のレポートのカスタマイズなどはPro以上でないとできませんので注意が必要です。
Pro以上のバージョンではQuickBooksからのデータ移行やその他アドオン機能などが付いているため、業務の効率化を図ったりPDFに落とした関連伝票などを記録データに添付したりすることが可能です。
またセキュリティーとして、Audit Trail と呼ばれる機能が付いているのは、Completeから上のバージョンのみです。Audit Trail では、誰がいつどのような操作をしたのかを確認することができるため、内部統制の観点からも活用したい機能の1つ。データに同時アクセスができるユーザー数に関しては、FirstとProがそれぞれ1人のみ、Complete とPremium は最大5人まで、Quantumでは最大40人までアクセスが可能です。販売部、購買部、経理部などでデータを共有する必要がある場合には、かならず複数名が同時アクセスできるバージョンのマルチユーザーパッケージを購入する必要があります。

複数社との連結作業が行える Premium と Quantum

Premiumでは、さらに産業別のソフトウェアがあり、Peachtree2012では"Construction" "Distribution" "Manufacturing" "Nonprofits" の4種類が発売されています。それぞれの産業特有の取引に対応した入力やレポートの抽出が可能になっていますので、今後システムの入れ替えやアップグレードなどをお考えの方は、一度内容をご覧になられてはいかがでしょうか?
PremiumとQuantumのみに標準装備されている機能として、データアーカイブやCrystal Reports があげられます。税務監査などで過去のデータを閲覧したい場合などに、該当年度のPeachtreeバックアップデータをアーカイブすることで、レポートの抽出やデータの検索が可能になります。Crystal Report はご存知の方も多いかと思いますが、デフォルトにはないレポートを作成するのに便利なソフトウェアです。
いくつかの会社データの連結作業を行えるのもPremiumとQuantumのみです。連結対象会社は共通の勘定科目を持つなどいくつかの必須条件がありますが、Peachtreeを使用して連結作業を行えるのも1つの利点と言えるでしょう。
取引数が多くデータが膨大になるような企業では、Quantumを使用しないとデータ処理が行えなくなる可能性がありますので、バージョン選定の際には細心の注意を払う必要があります。
最後になりますが、Mac用のPeachtreeは残念ながら現時点で販売されておりません。

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