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第2回 QuickBooksのエディション

(2011年5月の発行記事です)
小〜中規模企業で使用されている経理ソフトウェアで断トツのシェアを誇るIntuit社の「QuickBooks」とSage社の「Peachtree」に関して、前回はその人気と、2つの差について説明しました。今回は、2つのうちでもより認知度の高いQuickBooksに関し、そのエディションについて説明したいと思います。

QuickBooksには大きく分けて、ソフトを購入しコンピュータにインストールして使用する「デスクトップ版」と、ソフトをインストールすることなくインターネットで接続して使用する「オンライン版」の2つがあります。オンライン版の場合、インターネットの環境があればどこからでもアクセス可能というのが一番の利点です。一方のデスクトップ版の場合、一概には言えませんが、全体的にオンライン版よりも機能が充実していると言えるでしょう。そのため当社のクライアントでは、デスクトップ版を使用している企業が全体の約9割に上ります。特に在庫を持つ企業では、デスクトップ版を利用することが多いようです。

オンライン版には「Simple Start」「Essential」「Plus」の3種類があります。
Simple Startでも、請求書作成や小切手発行、費用計算などの簡単な業務が可能です。比較的シンプルなサービス業でペイロール(給与計算)サービスを使用しない場合は、これで良い(どうにか賄えるかもしれない、と言ったニュアンスなのです)かもしれません。
Essentialでは、見積もり作成、オンラインバンキング、ペイロールサービスといった便利な機能を使ったり、サービスを受けることができます。
在庫をトラッキングできるPlusは、QuickBooksの中で、先入先出法(在庫を取得したものから順に払い出されると仮定して考える棚卸資産の評価方法)を採用している唯一のエディションです。
これら3種類のオンラインのエディションは、30日間の無料お試し期間がありますので、興味のある人はぜひ一度試してみてください。

一方のデスクトップ版には、2011年バージョンには「Pro」「Premier」「Enterprise Solution」「MAC」の4種類があります。
アップルのマック・コンピュータを使用している人は、MACエディションまたはオンライン版しか使用できません。Proは、基本的機能が備わっているので、必要な作業が記帳のみならば、充分な機能があると言えるでしょう。Premierは、産業によってエディションが分かれており、各産業の独特なレポートや在庫管理、セールスオーダー機能などが付いています。PremierのAccountant用は、各産業のレポートや機能を搭載していますので、特定の産業が選べない場合は、Accountant用を選ぶと良いと思います。
ProかPremierのどちらかで迷っている場合は、シンプルに帳簿付けだけ行うのであればProを、レポート作成や便利機能を求めるのであればPremierをお勧めしています。ProからPremierにアップグレードするのは簡単ですが、PremierからProへのダウングレードはできません。Enterprise Solutionは、複数の人が複数の場所から使用する場合や、トランザクションが多く、ProやPremierでデータが重くなってきた場合に利用している企業が多いようです。

次回、第3回ではQuickBooksの便利機能についてお話します。

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